

「私は親なんだから、私に感謝しなさい」
16歳で家を出ても、母からの金銭的な依存は続きました。
「家族を捨てた冷たい女」——そんなふうに言われるのが怖くて、私はずっと“いい子”を演じていたのかもしれません。
今回は、ヤングケアラーだった私が「長女の呪縛」から抜け出し、家族と絶縁するまでの体験を、ありのままに綴ります。
あの一言で「長女の呪縛」がぷつんと切れた日
「アンタがちゃんとしてくれなきゃ、妹たちが困るでしょ?」
母からのその一言が、いつもと違って聞こえた日。
心の奥で、何かがぷつんと切れた感覚がありました。
私は16歳で家を出ました。
義父はモラハラ・経済DV・愛人宅に入り浸り、母はパチンコに明け暮れ、生活費は滞納続き。
家には乳児の妹、幼稚園児、小学生と、3人の幼い妹たち。

私が働かなきゃ、誰も彼女たちを守れない。
その思いだけで、年齢を偽って夜の世界に飛び込み、母の代わりに生活を支えてきました。
家を出た後も、母からは「ちょっとだけ貸して」「生活費が足りない」と金の無心が続きます。
私はそのたびに、「私しか頼れる人がいない」と思い込み、お金を送り続けていました。
でもある日、ふと気づいたんです。
「私、誰の人生を生きてるんだろう?」
このままじゃ、私は一生“家族の保証人”として生きることになる。
LINEで震える手でメッセージを打ちました。
「もう無理です。これ以上、支えるのは無理です。母親としての責任は自分で取ってください。」
それが、私にとっての絶縁でした。
「優しい子」をやめたあとに見えた世界
絶縁してすぐ、親戚や知人から言われました。
「冷たい娘ね」
「お母さんがかわいそう」
「妹たちのことは考えてないの?」
——でも、冷たかったのは、私でしょうか?
ずっと“優しい子”だったと思います。
自分の感情を後回しにして、誰かのためだけに生きてきました。
“優しさ”って、自分を犠牲にすることじゃない。
ようやく、それに気づけた気がしたんです。
初めて自分のためだけに買ったワンピース。
カフェで頼んだケーキの甘さに、私は泣きそうになりました。

「これが、“私を大事にする”ってことか」
その甘さは、誰かのためじゃなく、私自身に向けられた優しさでした。
「自分軸」で生きるって、こういうことだった
家族と離れ、自分の生活を始めた私は、最初「何が好きなのか」すらわかりませんでした。
何を食べたい?
どんな服が好き?
誰といると安心できる?
自分で選ぶって、思った以上に怖くて、でも自由でした。
ある日、職場で理不尽に怒鳴られたとき、私は初めて「それは違うと思います」と言い返しました。
ビクビクしたけど、言えた。
その帰り道の空が、いつもより高くて澄んでいたのを覚えています。
自分の気持ちを中心に置く——それが“自分軸”という感覚でした。
そして不思議なことに、自分を大切にするようになってから、
「奪ってくる人」ではなく「対等な関係でいようとする人」と出会えるようになったのです。

あなたが「あなたの人生」を生きるために
今も、心のどこかでこう思っている人がいるかもしれません。
「親と縁を切っていいの?」
「私が我慢すればいいだけじゃない?」
「誰も助けてくれないし…」
でもね、
親だからって、すべてが許されるわけじゃないんです。
あなたが苦しんでまで保つ関係なら、それは「家族」ではなく、ただの呪縛です。
誰よりも、あなたがあなたを大切にしていい。
誰かの“娘”じゃなく、“あなた自身”として生きる選択をしていい。
その一歩は、きっと少し怖いです。
でも、その一歩の先にある静けさと自由は、私にとっての救いでした。
どうか、あなたがあなた自身の人生を生きられますように。
この体験が、あなたの心にそっと寄り添えたら嬉しいです。
私の体験は、特別じゃないかもしれません。
だけど、誰にも言えなかった気持ちを、こうして言葉にすることで、少しだけ前を向ける気がしました。
同じような環境で悩んでいる方へ。
今、どんなに孤独でも、あなたはひとりじゃないです。
そして、これまで語ってきた“家族との関係”の話は、私の人生の一部にすぎません。
正直言うと——
まだ未熟で世間知らずだった私は、じつは「男の見る目」もまったくなかったんです。
愛情に飢えていた分、誰かに優しくされるとすぐに心を預けてしまって、
それがまた新しい苦しみを生む…そんな恋愛も、何度も経験してきました。
…でもそれは、また別の話として、少しずつ綴っていけたらと思います。
最後に少しだけ、現実的な話をさせてください。
「もう限界、逃げたい」
そう思った時に、現実ってすごく残酷なんですよね。
逃げるには、まずお金が必要なんです。
荷物をまとめるのにも、
一時的に身を置く場所を探すにも、
スマホを確保するにも、
ほんの少しの余裕があるだけで、命がつながることもある。
私は昔、夜の世界に救われたことがあります。
もちろん、怖いことも大変なこともあったけど——
「すぐに働けて、すぐにお金が手に入る」って、追い詰められた状況では本当に大きな助けでした。
だから、もし今、あなたが「今すぐ逃げたい」「でもお金がない」と思ってるなら、
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逃げてもいいんです。
逃げたあなたが、生き延びて、新しく笑える日がくるなら——
それは「逃げ」じゃなくて、「一歩前に進んだ」って、私は信じています。
あなたの選択を、心から応援しています。















