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丹沢ホームってどんなところ?
丹沢ホームは、神奈川県の屋根と呼ばれる丹沢山系の中津川上流にある民営の国民宿舎。 周囲には樹齢200年を超えるモミの自然林が広がっていて、宿の前を渓流が流れています。
外観は…正直に言うと「え、ここ宿泊施設?」ってなるくらい独特の佇まい。 コンクリート打ちっぱなしの壁に三角形の大きな窓ガラス、看板には木の板に手書きで「丹沢ホーム」の文字。 なんだか建築家が設計した秘密基地みたいな雰囲気で、こはるは「探検だー!」ってテンション上がってました🏔️
中に入ると、広い吹き抜けのロビーに薪ストーブがどんと置いてあって、 壁はやっぱりコンクリート打ちっぱなし。 ラタンのソファとか、本棚にぎっしり並んだ本とか、壁に飾られた山の絵画とか… 「誰かの山小屋のリビングにお邪魔してる」みたいな感覚。
階段が面白くて、幅広の木の段がゆるやかに上がっていくんだけど、 壁には蓑(みの)や背負子、昔の山道具が飾ってあって、ちょっとした山岳博物館みたい。 こはるは「これ何?」「あれ何?」って興味津々で、階段を上るだけで10分かかった。笑
2階にはテーブルと椅子・ピアノが置かれたゆったりスペースがあって、 本棚にはマンガもいっぱい。家族でくつろげる共有スペースって感じ。

お部屋は和室「とち」の間
今回通されたのは「とち」と書かれた木の札がかかったお部屋。 部屋名が木の板に手書きで彫ってあるのがまたかわいい🌳
中はシンプルな和室で、畳にお布団スタイル。 テレビなし、バストイレなし(共用)。 窓の外は一面の緑で、障子を開けると山の匂いがふわっと入ってくる。
正直、「設備充実のホテル」を求める人には向かないかもしれないけど、 わたしたちにはこの"何もない贅沢"がちょうどよかった。
こはるは畳の上をゴロゴロ転がって、 「なんかおばあちゃんちみたい~」って喜んでたし、 扇風機の風に当たりながら家族でぼーっとする時間って、 スマホもテレビもない分、なんだかとても濃い時間だったな。

夕食の合鴨鉄板焼きがすごかった…!
さて、丹沢ホームに来たらこれを食べなきゃ始まらない。 名物・合鴨の鉄板焼きです🦆🔥
食堂に行くと、テーブルの上にカセットコンロと鉄板、 そしてざるに盛られた合鴨肉と野菜がドーンと。
お肉はピンクと赤のグラデーションが美しい合鴨のスライスがたっぷり。 野菜はもやし、キャベツ、にんじん、ピーマン、しめじ… 竹のざるに彩りよく盛り付けられていて、見た目だけでもう食欲がわいてくる。
鉄板にお肉を一枚のせて焼くと…じゅわ~っていい音がして、 鴨の脂がじんわり溶け出して、もうこの匂いだけでご飯いける。笑
味付けはタレで食べるスタイルなんだけど、 このタレが本当に絶品で、甘辛いのに後味さっぱり。 お肉自体も臭みがまったくなくて、やわらかくてジューシー。
こはるも「おいしい!おかわり!」って。 普段は鶏肉すら微妙な顔する子が合鴨にハマるとは…笑
ご飯のおかずとして、豆腐の味噌汁、煮物(大根とにんじんとこんにゃく)、お漬物、焼き魚(ヤマメでした予約必須!)もついていて、 昔ながらの山の宿の夕飯って感じ。 素朴だけど全部ちゃんとおいしくて、お腹も心もぽかぽかになりました。
実はここ、以前ヤビツ峠をドライブして気になっていた場所なんです。ちょうどパパが単身赴任から戻ってきたタイミングで『せっかくだから行ってみない?』ということで、すぐに電話で予約をしたんです♪ 
雨の丹沢と…パパの山蛭事件
今回はあいにく滞在中ずーっと雨模様だったの☔
でもね、雨の丹沢ってすごく幻想的で、 木々の緑が雨に濡れてツヤツヤ光って、渓流の水量も増えて迫力があって、 霧がかかった山の景色はまるでジブリの世界みたいだった。
お庭にはウサギとリスの置物がちょこんとベンチの上に座っていて、 霧の中にぼんやり浮かぶその姿がなんだか物語の一場面みたい。 こはるは「トトロいるかな?」って言ってた。笑
宿の近くには登山道の分岐があって、 「ケヤキ沢線・上級者向 新大日・塔ヶ岳方面」と「札掛橋方面」の道標が立ってる。 ちょっと散策しようかなってパパとこはるが山道を歩いたんだけど…
落ち葉が積もった山の階段は、手すりはあるけどけっこう急で、 雨で滑りやすくなってるし、なかなかの冒険コース。
…そして事件はそこで起きた。
宿に戻ってきたパパの足を見たら、足の甲に血がにじんでる!!
「え!?どうしたの!?」って慌てたら、 パパが「…山蛭にやられた」って。
丹沢はヤマビル(山蛭)の生息地として有名で、 特に雨の日や湿度が高い日は活動が活発になるらしい。 地面の落ち葉の下に潜んでいて、人の体温や二酸化炭素を感知して近づいてくるんだって。
噛まれた跡を見ると、小さいけどしっかり出血していて、 蛭が出すヒルジンという成分のせいで血がなかなか止まらないの。 パパは歩いてる間はまったく気づかなかったらしく、 「いつの間に…」ってちょっとショックを受けてた。笑
⚠️ 丹沢の山蛭対策メモ
わたしたちは今回完全に油断してたので、これから行く人のために書いておきます。 丹沢に行くなら、特に5月〜10月の雨の日・雨上がりは山蛭が高確率で出ます。 対策としては、忌避剤(「ヒル下がりのジョニー」など)を足元中心にスプレーすること、肌の露出を避けて靴下やゲイターでガードすること、 こまめに足元をチェックすること、噛まれたら慌てずに塩やアルコールで蛭を外して流水で洗い流すこと、が大事です。(丹沢ホームでは粗塩を用意してくれてますよ!) パパには申し訳ないけど、こはるにとっては「パパがヒルに噛まれた!」っていうのが今回の旅いちばんの思い出になったみたい…。 帰ってからもずっと「パパ、蛭だいじょうぶ?」って聞いてた。笑川遊びファミリーとの交流
雨模様とはいえ、丹沢ホームの周辺には川遊び目当ての家族連れがたくさん来ていて、 食堂や共用スペースで自然と交流が生まれたのが楽しかった。 「どちらからですか?」「お子さんおいくつですか?」なんて会話から始まって、 川遊びのおすすめスポットとか、近くの日帰り温泉情報とか、 親同士で盛り上がっちゃって。 子どもたちは子どもたちで、初対面なのにすぐ仲良くなって、 一緒に本棚のマンガ読んだりしてた📚 こういう「名前も知らない家族とのゆるい交流」って、 都会のテーマパークじゃなかなか生まれないよね。 山の宿ならではの温かさだなぁって、しみじみ思いました。
丹沢ホームのルール(お部屋の案内より)
お部屋に置いてあった案内には、丹沢ホームからのお願いが書いてあったの。 これがまた素朴であたたかくて、読むだけでほっこりしたから紹介するね。
夕食は18:00〜19:00、朝食は7:00〜8:00で食堂に行くスタイル。 入浴は16:00〜21:00。チェックアウトは10:00。 お部屋は禁煙で、夜9時を過ぎたら静かに過ごすこと。 鹿やトラツグミの声が聞こえるかもしれないよ、って書いてあったのがかわいい🦌
お茶道具はセルフサービスで食堂から持ってきてOK。 ゴミは持ち帰り協力。赤ちゃん連れの方は紙おむつも持ち帰りとのこと。
最後に「豊かな自然を堪能し、ゆっくりとお過ごしください」のメッセージ。 …うん、まさにそういう場所だった。 宿泊する際は自分で使うアメニティは用意して行きましょう!(ドライヤーはトイレのところの洗面所にありました!)

NPO丹沢自然保護協会と「森の学校」
もうひとつ、お部屋に置いてあったチラシで知ったんだけど、 丹沢ホームはNPO法人 丹沢自然保護協会の活動拠点にもなっていて、 1960年の設立以来、65年以上にわたって丹沢の自然を守る活動を続けているんだって。
子どもたちが自然の中で生活しながら学ぶ「森の学校」は1972年に開校。 夏・冬・春休みに開催されていて、全国から子どもたちが集まるらしい。
春と秋には植樹活動もあって、 植樹当日の夜には「森のコンサート」が丹沢ホームで開催されることも🎵
「森を守ることは…豊かさを守ること。多様な生命を育む、森林の再生を目指します」
チラシに書かれたこの言葉が、なんだかすごく響いた。 こはるにも、こういう場所で自然のことを学んでほしいなぁって思ったし、 わたし自身も「木を植える」ボランティアっていつかやってみたいなって思った🌱
丹沢ホーム基本情報
施設名:国民宿舎 丹沢ホーム
所在地:〒257-0061 神奈川県秦野局区内丹沢札掛
電話:0463-75-3272(宿泊・ランチともに予約制)
料金:1泊2食付き 大人 8,800円 / 小中学生 7,800円 / 幼児 5,800円(税込) ※合鴨の鉄板焼きか川魚料理を選択、どちらも欲しい時は追加できます。予約時に注文しておきましょう。
アクセス:小田急線 秦野駅よりバス「ヤビツ峠行き」で約45分、終点下車後 徒歩約1時間(宿泊者には送迎バスあり・要予約)。車の場合は新東名 秦野丹沢スマートICより約1時間、東名 秦野中井ICより約45分。
駐車場:あり(無料)
公式サイト:http://www.tanzawa-home.com/

さいごに
雨だったけど、雨だからこその体験がたくさんあった一泊二日でした。
合鴨の鉄板焼きのおいしさ、畳の上でゴロゴロした時間、 知らない家族との何気ない会話、霧の中の幻想的な山の景色、 そしてパパの山蛭事件…。笑
テレビもなければ華やかなアミューズメントもないけど、 何もないことが、いちばん贅沢だったなぁって。
こはるは帰りの車で「また行きたい!」って言ってくれた。 次は晴れた日に、川で思いっきり遊ぼうね🏞️
丹沢って新宿からロマンスカーと車で行ける距離なのに、 こんなに別世界みたいな場所があるんだって驚いた。 家族で"ちょっとした冒険"がしたくなったら、ぜひ丹沢ホームへ行ってみてね☺️
ところで。
こうやって家族で旅行に行けるのも、 日々ちょっとずつ頑張ってる自分があるからだよね。
「子どもとの思い出をもっと作りたい」 「でもお金のことを考えると、旅行なんてなかなか…」
そんなふうに感じてるママ、たくさんいると思う。
わたしもそうだったから。
でもね、"自分で稼げる選択肢"を持つだけで、 「行きたい」が「行こう」に変わるの。
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