

こんにちは、セナです。
東京都杉並区・阿佐ヶ谷の住宅街に、鎌倉時代末期から約750年の歴史を持つお稲荷さんがあります。
馬橋稲荷神社(まばしいなりじんじゃ)です。
都内に三つしかないと言われる「双龍鳥居」、鳴らせる鈴としては都内最大級の「開運鈴」、そして住宅街の中とは思えないほど美しく長い参道──。知る人ぞ知る、けれど一度訪れると忘れられなくなる、そんな神社です。
馬橋稲荷神社は、京都・伏見稲荷大社を総本社とする神道系の稲荷神社です。JR高円寺駅と阿佐ケ谷駅のちょうど中間あたり、丸ノ内線の南阿佐ケ谷駅からも徒歩圏内に鎮座しています。
| 正式名称 | 馬橋稲荷神社 |
|---|---|
| 御祭神 | 宇迦之魂神(うかのみたまのかみ) 大麻等能豆神(おおまとのづのかみ) |
| 御神号 | 正一位 足穂稲荷大明神(たるほいなりだいみょうじん) |
| 創建 | 鎌倉時代末期(建治年間・1275〜1278年頃と伝わる) |
| 系統 | 伏見稲荷大社系(神道) |
| 所在地 | 東京都杉並区阿佐谷南2丁目4番4号 |
| 御朱印受付 | 8:30〜17:00 |
| 公式サイト | https://www.mabashiinari.org/ |
御祭神の宇迦之魂神は、穀物・食物を司る神さまで、「お稲荷さん」の御神体として全国の稲荷神社で祀られている神さまです。
もう一柱の大麻等能豆神は、太占(ふとまに)を司る櫛真智命(くしまちのみこと)と同一ともされる神さまで、諸説ある興味深い存在です。
馬橋稲荷神社の創建は鎌倉時代末期と言い伝えられていますが、詳細な記録は残っていません。古くからこの地・馬橋村の鎮守さまとして、村人たちに大切にされてきました。
江戸時代後期の天保2年(1831年)、馬橋村の住民・大谷佐六をはじめとする54名全戸の連名をもって京都に使者を送り、白川神祇伯家の御役所に上申。
翌天保3年正月3日、「正一位足穂稲荷大明神」の御神号と御神体を賜りました。「正一位」は神社における神階の最高位であり、村をあげてこの神社をいかに大切にしていたかが伝わってきます。
明治40年(1907年)、馬橋村に点在していた御嶽神社・白山神社・天神社・水神社の四社が合祀され、一時は「五社神社」と呼ばれたこともありました。拝殿の扁額に「御嶽宮」「稲荷宮」「天満宮」と並ぶのはこの名残です。
そして昭和40年(1965年)、住居表示の改正によって「馬橋」の地名が消えることに。
長年この地に暮らしてきた人々は地名の消滅を惜しみ、後世に伝えようと、このとき神社名を「馬橋稲荷神社」に改称しました。参道入口には、神奈川県真鶴産の本小松石(6トン・高さ3m)の自然石に社名を刻んだ社号碑が建立されています。消えた地名が、神社の名前として今も生き続けているのです。
馬橋稲荷神社は住宅街の中にあるとは思えないほど奥行きがあり、長い参道と美しい境内が印象的です。ここからは、参道を歩く順番に沿って見どころをご紹介します。
一の鳥居と参道
表参道の入口から一の鳥居をくぐると、まっすぐに伸びる参道が迎えてくれます。
両脇には木々が茂り、水が流れていて住宅街の喧騒が嘘のように静かな空間です。

双龍鳥居(二の鳥居)── 都内に三つだけの龍の鳥居
参道を進むと現れるのが、馬橋稲荷神社最大の見どころ「双龍鳥居」です。高さ約8メートルの御影石の鳥居に、向かって左に昇り龍、右に降り龍の彫刻が施されています。
このような龍が巻きつく鳥居は都内に三つしかないと言われています(品川神社、馬橋稲荷神社、宿鳳山高円寺の境内稲荷社)。
昇り龍に触れながら、住所・名前・願い事の順に伝えると、龍が願いを天に届けてくれると言われています。
そして天に届いた願いが叶い降り龍から降りてくるのだとか。

三の鳥居と神狐像
双龍鳥居の先、三の鳥居の前には一対の神狐さんが鎮座しています。右の狐さんには子狐も一緒にいて、どこか温かみのある佇まいです。
ちょうど夏越の大祓の茅の輪が設置されていて、茅の輪くぐりをされている方もいらっしゃいました。

手水舎
三の鳥居をくぐった左手に手水舎があります。大きな岩を水が流れる趣ある造りで、龍の口から水が注がれています。
境内には手水舎がもう一か所あり、そちらにも龍がいます。

随神門と開運鈴 ── 都内最大級の鈴
昭和50年(1975年)、鎮座700年の記念事業として建立された随神門。向かって右に豊磐間戸命(とよいわまどのみこと)、左に奇磐間戸命(くしいわまどのみこと)の二柱の守護神像が祀られています。
そしてこの随神門の天井に吊るされているのが、直径75cm・鳴らせる鈴としては都内最大級と言われる「開運鈴」です。
この鈴の下で願いごとをしながら手を叩き、音が鈴に反響すれば願いが叶うと伝えられています。

拝殿・本殿
随神門をくぐると、朱色の美しい拝殿が正面に現れます。拝殿の扁額には右から「御嶽宮」「稲荷宮」「天満宮」と記されており、明治40年に合祀された歴史を今に伝えています。
拝殿手前にも一対の神狐さんがおり、周りには参拝者が奉納した小さな「願かけ狐」がびっしりと並んでいて、信仰の深さを感じます。


神楽殿(舞殿)
拝殿に向かって左手にある神楽殿は、昭和62年(1987年)に天皇陛下御在位60年を記念して改築されたもの。
間口2間半の総檜入母屋流れ造りで、例大祭の神楽のほか、薪神楽やアルゼンチンタンゴ、津軽三味線など、ユニークな芸能鑑賞会も催されているそうですよ。
斎霊殿
社殿の左奥の小路を進むと、斎霊殿があります。
日清・日露・太平洋戦争で散った氏子の戦没者と、神社関係の物故者、合わせて500余柱の御霊が祀られており、春秋2回の慰霊祭が斎行されています。

境内社 ── 厳島神社・水神社ほか
斎霊殿のさらに奥には、厳島神社と水神社、そしていくつかの小さな祠が並んでいます。小さな神狐さんたちも佇んでいて、境内の奥まった静かな空間です。
ここにも鳥居があり、裏手からの入口にもなっています。
近隣のお狐様をこちらで引き取ったものを祀っている稲荷社もあって、お狐様たちがいらっしゃいました🦊

神輿庫
境内の右手参道沿いにある神輿庫。例大祭で担がれる神輿が納められています。
雨が降り出してしまって写真を撮り忘れてしまいました💦
雨予報だったその日、スピ活仲間が一緒に参拝してくれることになりました。お狐様が大好きな私のことをよく知っている友達で、
馬橋稲荷にある願掛け狐さんがほしいんだよねって話したら「行こう!」とノリノリで付き添ってくれて、それだけでもう嬉しかったです。
境内に足を踏み入れると、まず目に飛び込んでくるのが双龍鳥居。石に彫り込まれた昇り龍と降り龍の迫力に、思わず立ち止まって見上げてしまいました。
参道を進むと小川がさらさらと流れていて、ここが本当に都内の住宅街の中なのかと不思議に思うほど緑が豊かで、雨上がりの湿った空気と木々の香りが混ざり合って、深呼吸するだけで心がほどけていくようでした。
拝殿の前に佇む凛々しいお狐様にご挨拶して手を合わせると、雨の日だからこそ人も少なく、静かで穏やかな時間が流れていて、神様と自分だけの空間のように感じられました。
都内にいながらこんなに自然に包まれて癒される場所があるんだなと、友達と顔を見合わせて笑った参拝でした。
御朱印は拝殿に向かって右手の授与所でいただけます。受付時間は8:30〜17:00です。
オリジナルの龍の御朱印帳や手ぬぐいなども授与されており、双龍鳥居の龍がモチーフになったかっこいいデザインなどもありました。
私は狐みくじを引き、末吉だったんだけど【失せ物 下にあり、すぐ出る】と書いてあって、無くしたものが発見できたの👏
念願の願掛けキツネさんもオスメスでGETできました!
お髭があるキツネさんがオスキツネさんですよ♡
自宅にもどって早速願掛けキツネさんに願い事を納めて飾ってあります✨
授与所で気になっていた「四魂のお守り」を手に取りました。
馬橋稲荷神社には、人の心を成す四つの魂——荒魂・和魂・奇魂・咲魂——をそれぞれ表したお守りがあって、私が選んだのは「あらび守り」。
躍動や勝ち守りのご利益があるとされるお守りで、赤い炎のような柄に金文字で「あらび」と刺繍されたデザインに一目惚れでした。
四魂の中でも荒魂は前に進む力や行動力を司る魂なので、今の自分にぴったりだなと思って迷わず選びました。大切にお財布のそばに持ち歩いています。

| JR中央線・総武線 | 「高円寺駅」南口 または「阿佐ケ谷駅」南口より 徒歩約10〜13分 |
|---|---|
| 丸ノ内線 | 「南阿佐ケ谷駅」より 徒歩約7〜8分 「新高円寺駅」より 徒歩約13〜17分 |
| 駐車場 | 境内に約10台分あり(結婚式等がある場合は利用不可の場合あり) |
| 住所 | 東京都杉並区阿佐谷南2-4-4 TEL:03-3311-8588 |
馬橋稲荷神社は、鎌倉時代末期から約750年にわたってこの地を守ってきた鎮守さまです。
消えた地名「馬橋」を社名に残し、村人54名全戸の連名で京都に使者を送って御神号を賜り、龍の鳥居を建て、都内最大の開運鈴を吊るし──。
この神社の歴史には、氏子の人たちの愛情がぎっしり詰まっています。
派手な観光地ではありません。
でも、長い参道を歩いて双龍鳥居を見上げ、開運鈴の下で手を叩き、静かな拝殿で手を合わせると、日常の雑念がすっと抜けていくような気がします。
阿佐ヶ谷や高円寺にお出かけの際は、ぜひ足を延ばしてみてください。
📍 馬橋稲荷神社 基本情報
住所:東京都杉並区阿佐谷南2-4-4
TEL:03-3311-8588
御朱印受付:8:30〜17:00
駐車場:あり(約10台)
公式サイト:https://www.mabashiinari.org/
最後までお読みいただきありがとうございます。神社巡りやスピ活を楽しむにも、やっぱり先立つものは大事ですよね。
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